井ノ上病院 理事長・院長のご挨拶
「広報誌すこやか」2023年初秋号より抜粋
皆様お元気でしょうか。
朝晩は、いくぶん過ごしやすくなったとはいえ、日中はまだまだ残暑が厳 しい日が続いています。如何お過ごしでしょうか。
今年の夏は記録的な 猛暑日の連続で、県全域に熱中症アラートが発表されたり、外来には熱 中症の方がほぼ毎日、来院されていました。
ところで、新型コロナですが5類感染症移行後、全数把握から定点把握 に変更になり、一般の方には非常に判りづらくなったと思います。
マスコミ も騒がなくなり、過去の病気と思って多くの人の往来が頻繁になっています。
医療関係者としましては、昨年の第8波以上に毎日発熱外来にコロナ感染者が来院されています。戦々恐々です。
また、9月新学期早々、学級閉鎖や休校が相次いでいます。インフルエンザの患者さんも増加しているようです。
新型コロナの感染対策でここ数年、インフルエンザの流行も抑えられてきましたが、「免疫の貯金」ができていないことや現在冬の南半球からの観光客も増えているのも一因のようです。
毎回申し上げていますが、マスク着用(特に介護施設・病院訪問時は)・体温測定・うがい手洗いは続けてください。
9月11日のニュースで新型コロナ患者急増「第9波」か、新変異株「EG5」「エリス」が拡大の見出しを見ました。
この「EG5」は、我々が接種してきたワクチンは効きにくいため、今後認可された新たなワクチン接種が必要となります。気をつけてください。
ところで、皆様が楽しみにしている第75回鹿児島国体が2020年開催予定でしたが、コロナ禍で延期になり、佐賀県のご協力で10月7日から10月17日に開催されます。
前回の昭和47年(1972年)第27回太陽国体が、新設された鴨池競技場で昭和天皇ご臨席のもと開催された開会式を見に行ったことが懐かしく思い出されます。
今回は、鹿屋市を中心にボート・ロードレース・バレーボール・フェンシングなどが開催されますので、コロナに気をつけて是非応援をしましょう。
最後に職員一同厳しい社会情勢の中でありますが、一生懸命に努力し頑張りたいと思いますので、今後共、御協力、御支援を賜りますようお願い申し上げますと共に皆様方のご健勝をお祈りします。
