この度、令和6年4月1日をもって、碧仁会 井ノ上病院の理事長に就任しました井ノ上逸朗です。
井ノ上病院は私の父、井ノ上繁が昭和32年に設立した病院で、平成26年1月から今年3月まで飯隈忠仁先生が理事長を務められて、今回それを引き継ぐ形となりました。
病院には診療科や医師によってそれぞれ特徴があります。井ノ上病院にはスーパードクターはいませんし、診療科もできるだけ幅広く対応していますが特に特徴がある病院ではありません。実際、これからの井ノ上病院は普通の病院でありたいと私自身は思っています。
患者の皆さまにとって話を聞く病院、居心地の良い病院、そして患者の皆さまに心から寄り添える病院となりますようスタッフ一同心懸けてまいります。
そして何より一番重要なことは、患者の皆さまひとりひとりに最適な医療をこの大隅の地で提供することを職員一同目標にしていくことだと考えます。
当院の病床は総数60床で、医療療養病棟40床と介護医療院20床となっています。病気を治すことは重要ですが、高齢化時代を迎えた現在では急性期後のケアが大切で不足している状態にあります。
当院では慢性期病棟としてそのような患者の皆さまを積極的に受け入れ、医師、看護師、薬剤師、理学・作業療法士、栄養士、介護職員の多職種が連携して治療とケアにあたっております。
今回、理事長が変わったことを契機に心機一転、新たに生まれ変わった井ノ上病院として、職員一同さらに地域医療にまい進していく所存です。
皆様にはこれまで以上、より一層のご支援をお願い申し上げます。
井ノ上病院 理事長 井ノ上 逸朗